インドでとても恐ろしい航空事故が起きてしまいましたね。
同国の大手メディア『ヒンドゥスタン・タイムズ』が9月20日、インドで第2位の航空会社のジャイプール行きの機内で30名の乗客が鼻や耳から出血し、
最終的に出発した空港に引き返すというハプニング事故がありました。
そこで、この記事では乗客166人の内、実に30人が鼻や耳から出血するというトラブルに見舞われたインドのジェット・エアウェイズの機内の様子が分かる動画・映像を紹介し、そもそも事故が起きた原因などについても書いていきます。
この記事はザッとこんな感じ!
【動画・映像】インド旅客機内で30人が鼻血&耳からも流血! インド第2位の航空会社に何が起きた?
以下に紹介する動画は、インドメディア『India Today』などが各公式アカウント・サイトにて掲載した映像。
その緊迫した様子と不安げな乗客の表情が印象的で、一歩間違えれば最悪の航空機事故となっていたことを考えれば、この動画を撮影していた主はとても勇敢な人物ということになりますね。
Inside visuals of Jet Airways Mumbai-Jaipur flight that was turned back to Mumbai airport midway today after a loss in cabin pressure pic.twitter.com/j9S6oKIf01
— TOI Mumbai (@TOIMumbai) 2018年9月20日
Jet Airways horror
What exactly happened when the Mumbai-Jaipur flight took off today?
Jet Airways passenger Sakhamitra Ashwini recounts the horror#TTP LIVE at https://t.co/4fqxBVUizL pic.twitter.com/FanmR6rOim— India Today (@IndiaToday) 2018年9月20日
途中、気圧の影響によってパンパンに膨らんだ空気袋のようなものが一瞬写っていますね。
そして飛行機内での緊急時に各座席の頭上から降りてくる酸素マスクを乗客が装着し、元々出発した空港へ帰還するのを今か今かと待っている状況です。
皆さんも飛行機に乗った際には離陸後に耳がキーンっとなった感覚に見舞われることがあるかと思いますが、
このジャイプール行きの機内ではその感覚の究極の延長線上の痛みといったところでしょう。
もしも自分がこの場にいたとしたら相当パニックになっていたはずですし、被害者の方はとても苦しかったかと思います。
なぜインド国内線旅客機内で30人が鼻や耳から出血したのか? 原因はパイロット?
そもそもなぜこのような事態になったのか。
どうやら、通常は飛行機が離陸するタイミングで客室の気圧を地上と同じ数値に維持する為に気圧維持装置のスイッチをオンにし、
装置を作動させるのが普通なんですが、なんとこのジェット・エアウェイズのムンバイ発ジァイプール行きの国内線旅客機を操縦したパイロットが気圧維持装置を始動させるのをうっかり忘れたというんです。
上空何千メートルという高さまで到達する飛行機で気圧の維持装置をオフにしたまま離陸すると、このような事態になってしまうというケースですね。
とても恐ろしいですが、二度とこのような事が起きないようにしてもらいたいですし、インドに限らず他の国のパイロットにも気をつけてもらいたいところです。