どーも!
あなたのギモンに答え隊のジェイコヴです!(←今日から変えました 笑)
防衛省がいよいよ電子攻撃機を自衛隊に導入することを本格的に検討しているとのニュースが報じられ、話題となっていますね。
では、この「電子攻撃機」とはそもそも何なのか
そして、なぜこの「電子攻撃機」を自衛隊に導入しようとしているのか
さらに、「電子攻撃機」を導入することでこれまでとはどのような変化が生じ、導入によってどんな効果や問題が発生するのか
その辺りについて書いていきたいと思いますのでよろしくお願い致します!
「電子攻撃機」って何?
まずはこの電子攻撃機というものが何なのかを知る必要がありますね。
電子戦機(でんしせんき、英語: electronic warfare aircraft)とは、電子戦を重視して設計・装備された航空機のこと。
その開発には高度な電子情報技術の集積が必要なため、先進国の一部しか保有しておらず、その中でもアメリカ合衆国が充実している。その理由は、軍事用電子機器の大半がアメリカ製であるからであり、自国の軍事的政治的優位を維持するためである。
引用:ウィキペディア
つまり、ミサイルや銃器といった物理的な攻撃機という類のものではなく、
敵のレーダーや電波の妨害といった電子ネットワークを意図的に操作する目的を伴った機体ということでしょう。
「電子攻撃機」を導入するのはなぜ?
ここにきて日本の防衛省が電子攻撃機の導入を検討している理由ですが、
「防衛省が電子攻撃機導入を検討」とのニュースは今回が初めてではなく、今年の1月にも報じられていました。
理由としては、“電子攻撃機を当たり前に導入し、使いこなしている他国に追いつく為”だと思われます。
現代では攻撃においても防御においてもネットワークの駆使が大前提となっており、
もはや「我が国は電子攻撃機を導入していないので……」というのではマズイ状態になりつつあるんですね。
もちろん先ほども掲載しました通り、まだ電子攻撃機を保有しているのは一部の先進国にとどまっていますが、日本も紛れもなく先進国であり、また北朝鮮や中国からは「いつ攻撃を受けてもおかしくない国」なんです。
その中国は当然、すでに電子攻撃機を導入済みですし、他にもアメリカやドイツ、イギリス、イタリア、イスラエル、ロシア、フランス、台湾といった辺りも様々なタイプの電子攻撃機を備えています。
ネット上でも今回の「電子攻撃機導入の検討」を報じたニュースに対しては、
『まだ導入してなかったのか』
『すぐにでも導入すべき』
『今後はそういう技術も必要』
『遅いくらいだろう』
との反応が寄せられているんです。
つまり、電子攻撃機の導入を検討した理由は、現代の進化したネットワークの争いや、新たな軍事技術に乗り遅れない為、という側面が強いかと思います。
「電子攻撃機」導入でどんな効果・影響がある?
では、いざ先進国に倣って電子攻撃機を導入した場合、日本の自衛隊や防衛省にはどんな効果があるのか。
まず、それが正義か否かはさて置き、敵国への電波妨害やレーダーの錯乱などをこちら側から能動的に行使することが可能になりますね。
また、空中発射型のミサイルに電子妨害装置を搭載し、「スタンドオフ電子戦機」なるものへ応用することも考えられます。
これにより、すでに航空機や艦船の高度なネットワーク化に成功している中国やロシアといった直接のライバルとなりうる諸国に対し、
「日本だって負けてません!」と言わんばかりに対抗することができ、日本側からも電波やネットワークを巧みに駆使した戦術が採用できるというメリットがあります。
もちろんそれには高度なノウハウな専門的な技術、そして多少の時間が必要にはなるでしょうが。
「電子攻撃機」導入による問題点とは?
ですが、そこには多少の解決すべき問題点があります。
それは、自衛隊という組織の「自国を守る為に存在し、敵を攻撃する為の軍ではない」との性質と、
電子攻撃機の導入によって生じる「敵基地攻撃能力の保有」とが、
矛盾してしまうのではないか? という問題です。
電子攻撃機は何もミサイルを発射したり、毒ガスをまいたりするものではないのですが、“ネットワーク上での攻撃”に繋がると解釈され得るものであることは確かであり、
それは“軍事的攻撃”という大きなくくりの中に含まれてしまうのでは? との懸念が巻き起こる可能性もあります。
「防御をする為の過剰な攻撃」になってしまうということですね。
おそらくこういった問題点が根底にある為、いつまで経っても「電子攻撃機導入の検討」で止まっているのかもしれません。
いざ導入するとなると、この点をクリアしてからじゃないと大きな問題に発展しかねませんからね。
その辺りは今後の展開を見守りましょう!
まとめ
今回は電子攻撃機とは何か? 電子攻撃機の導入を検討する理由、導入した場合の影響などについてザックリと説明してみました。
もちろん私は軍事に関する専門家ではないので、浅い説明となってしまいましたが、私たちが知るべき他国との関係性やその背景などに注目して書いてみました。
興味を持たれた方はより詳細にわかりやすく説明されているサイトなどを閲覧してみて下さいね!
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。