ジャニーズ事務所に所属するアイドルグループ・V6が2021年3月12日、同年11月1日をもって解散することになったと発表しました。
ジャニーズ事務所は自社公式サイト上において、V6のデビュー記念日にあたる11月1日の解散を報告。
また、その“表向き“の理由について、メンバーの森田剛による役者転身と事務所退所の要請があったとしていますが、それがV6解散の本当の理由なのでしょうか。
この記事では、ジャニーズ事務所が2021年3月12日に発表した「V6解散」の本当の理由について紹介していきたいと思います。
この記事はザッとこんな感じ!
なぜ? V6が解散する本当の理由
まずは2021年3月12日にジャニーズ事務所が公式サイト上で発表したV6解散についての報告と、文面全文を紹介します。
V6解散に関するジャニーズ事務所発表全文
平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
この度、V6は2021年11月1日をもちまして、解散いたしますことをご報告申し上げます。 これまで26年に及ぶ活動を温かく見守り、応援してくださったファンの皆様、そして、叱咤激励とともにご支援くださった関係者の皆様に、心より御礼申し上げます。
今回、解散という結論に至りましたが、これは6人がV6のメンバーであることを誇りに思い、一人の人間として、これからの人生に対して前向きに決断した結果でございます。 2019年春頃より、デビュー25周年に向けて、6人で話し合う機会が増えました。ファンの皆様と共に過ごす時間について真剣に向き合うことにより、グループとしての活動に加えて、個人の人生についても率直に気持ちを伝え合う機会となりました。
6人にとって、メンバー全員が40歳を迎えて向き合うV6の節目は、人生そのものと向き合うことを意味しておりました。
そして、森田より「これからの人生、ジャニーズ事務所を離れた環境で役者としてチャレンジしたい」という発言があり、5人はその思いを受け止め、以降、何度も本音で話し合い、全員で今回の結論を導き出しました。確かに、森田の発言がきっかけではあるものの、5人も年齢を重ねるにつれて、今後の人生について考える機会が増えていたことは事実でございます。だからこそ、皆、森田の気持ちを素直に受け入れることができ、尊重しようという思いで一致いたしました。
最終的には、メンバー自身、自分たちが追求してきたエンターテイメントに納得することができたため、より一層の成長を考えたときに、次のステップに挑戦したいという気持ちが芽生えたこと、そして「この6人でなければV6ではない」という思いが6人の中で一貫していたことから決断することができました。人生において、このような出会いや経験に恵まれることは感謝すべきことだと、メンバー自身が理解しているからこそ得ることができた達成感や充実感であると感じております。
2021年11月1日以降、森田剛は、ジャニーズ事務所を退所し、新たな道を歩むこととなりました。 坂本昌行、長野博、井ノ原快彦、三宅健、岡田准一は、引き続きジャニーズ事務所に所属し、個人で活動してまいります。
ジャニーズ公式サイトより抜粋
上記で気になるのは、やはり
2021年11月1日以降、森田剛は、ジャニーズ事務所を退所し、新たな道を歩むこととなりました。 坂本昌行、長野博、井ノ原快彦、三宅健、岡田准一は、引き続きジャニーズ事務所に所属し、個人で活動してまいります。
という、森田剛1人だけがジャニーズ事務所を退所するとの発表でしょう。
しかも、森田剛からの進言とはいえ、本格的な役者業を目指しているのは彼だけでなく、岡田准一や三宅健も同じこと。
であれば、TOKIOの長瀬智也と他メンバーのように、V6も森田剛以外はグループとしての活動を継続させれば良いのでは?との指摘も出ています。
そこで、V6がわざわざ解散しなくてはならない本当のワケについて解説していきましょう。
V6解散の本当の理由①:森田剛と岡田准一の決定的な不仲ぶり
どうやら、今回退所を発表した森田剛と岡田准一の間にはただならぬバチバチな不仲説が囁かれてきたようです。
原因は森田剛と岡田准一の結婚発表の時期をめぐるもの。
日刊大衆では以下のような関係者の証言を伝えています。
- 森田剛と岡田准一には不仲説が取り沙汰されたことがあった
- その原因は、「結婚をめぐって、両者の不仲が決定的になったと言われています。2017年12月、岡田准一が宮崎あおいとの結婚を発表しましたが、当初は、同月に森田剛と宮沢りえが結婚を発表することになっていたんです。しかし、そこに岡田准一と宮崎あおいの結婚が急に割って入り、結婚が連続するとファンのダメージが大きいということで、森田剛と宮沢りえは2018年まで待たなくてはいけなくなってしまった。無理を通してまで順番を入れ替えたのは、岡田准一と宮崎あおいが“デキ婚“だったせいではないか、と言われています」
本来、森田剛も2017年12月に女優・宮沢りえとの結婚を発表するつもりが、岡田准一の宮崎あおいとのデキ婚と時期がもろ被りしてしまい、泣く泣く森田剛は発表を2018年3月まで待たなければならなくなったということです。
また、週刊文春によると、今回の森田剛のジャニーズ事務所退所の背景には、妻の宮沢りえによる後押しが大きかったとも伝えられています。
森田が独立を決意した背景には、2018年3月に結婚した女優の宮沢りえの後押しもあったという。
週刊文春より
岡田准一のデキ婚によって結婚発表を3ヶ月も遅らされた宮沢りえには、個人的な恨みに近いものがあったのかもしれません。
V6解散の本当の理由②:三宅健によるマネージャー解雇騒動が遠因?
V6に関する直近の大きなニュースといえば、2020年10月に一部メディアによって報じられた、「チーフマネージャー外し」騒動です。
週刊文春は、
「“主導“したのは三宅健……V6を長年支えてきたマネージャーが“外された理由“」
と題した記事を配信。
その中で、2007年から13年間にわたってV6の団結を支えてきた40代男性チーフマネージャーA氏に対し、三宅健が他のメンバーを主導しながら、解雇・クビに追い込んだと伝えています。
マネージャーA氏は仕事を取ってくる力はあるものの、プロデュース力のあるタイプではなく、藤島ジュリー景子に対するお伺いを立てることを重視する“バランス調整タイプ“であり、
三宅健がこのA氏のスタイルに不満を蓄積させていたようです。
仕事の一つ一つを細かく見てくる姿勢に不満を募らせたのが、三宅健(41)だったという。 「これからはもっと自由にセルフプロデュースをしたいと思い始めた三宅が“A氏外し”を主導し、他のメンバーに声をかけて同意を得たようです。そして8月、A氏を“クビ”にしてしまった。今後はメンバー主導で仕事内容や企画を決めていく、実質的な独立ポジションを獲得したようです」(音楽関係者)
また、三宅健はかねてよりV6を運営するジャニーズ事務所に対する不平不満をメディア上で口にする機会も多く、森田剛の退所をキッカケに、V6の解散すらも煽動した可能性があります。
V6解散の本当の理由③:グループ人気の低さも電撃解散の理由?
最後に、やはり嵐やSMAP、King & Princeらに比べて、圧倒的にグループ人気で劣るV6にも解散の原因はあるでしょう。
ジャニーズ事務所は、多額のお金を生んできた嵐については、解散を徹底的に拒み、なんとかメンバーを説得して“活動休止“に留めた過去があります。
つまり、本当に残したいグループ、また、残すだけの価値が見込めるユニットであれば、解散はさせないというのが基本理念。
森田剛がたった1人、ジャニーズ事務所を退所しただけで、即座にV6として解散を電撃発表したのは、今後もあまりグループとしてはお金を生み出す機会には恵まれないと判断した可能性があります。
もちろん、役者としての実力が抜きん出ている岡田准一や井ノ原快彦、さらにバラエティ番組でも存在感を発揮する三宅健などは、単体としては非常に魅力的なタレントではあります。
ただ、V6としての活動は2020年が25周年であったにもかかわらず、一般的にはそれほど認知されていないのが現状。
今回のジャニーズ事務所側の決定は、半ば致し方ないところもあるのではないでしょうか。