イングランドの名門サッカークラブであるチェルシーが2019年2月24日、カラバオ・カップ決勝戦でマンチェスター・シティと対戦。
延長戦では、負傷した様子を見せたチェルシーのスペイン代表GKケパ・アリサバラガが監督の交代命令を無視してプレイを続行し、PK戦の末に敗れるという騒動が起きました。
もちろんこの守護神ケパ・アリサバラガによる交代拒否と強行プレイにはチェルシーのマウリツィオ・サッリ監督も激怒。
そこで、この記事では2019年2月24日に開催されたカラバオ・カップ決勝戦で、マウリツィオ・サッリ監督の交代命令を無視し、負傷しながらも交代拒否でプレイを続けたチェルシーのスペイン代表GKケパ・アリサバラガの問題の延長戦のシーン動画や、そもそも交代拒否をした理由、ケパの試合後コメントなどを紹介します。
この記事はザッとこんな感じ!
サッリ監督も激怒!チェルシーGKケパが負傷も交代拒否の問題行動

サッリ監督からの交代命令を拒否したGKケパ・アリサバラガ
選手が監督の交代命令を無視する、というのはサッカー界の珍事としても聞いたことがありません。
しかも、チェルシーという超名門クラブで勃発したハプニングです。
大手海外サッカーメディアの『Goal』も大々的に報じています。
24日に行われたカラバオ・カップ決勝戦で、マンチェスター・シティと対戦したチェルシー。前回王者相手に120分間ゴールを許さなかったが、PK戦の末に敗れてタイトルを逃している。
この一戦では、延長戦で議論を呼ぶシーンが。相手のシュートを体を張って止めたGKケパだったが、この際に負傷を抱えた様子。117分にアグエロのシュートを止めた際には足を抑えて座り込む。スタッフはプレー続行不可能と判断して交代を準備したが、選手は頑なに拒否。マウリツィオ・サッリ監督やスタッフは怒りを見せたが、選手らになだめられた。結局、ケパはPK戦でもゴールマウスを守っている。
なお試合後、サッリ監督は「大きなコミュニケーションミスがあった」と語っている。
Goalより抜粋
やはりサッリ監督も腹が立っているようですね。
そもそもサッリ監督は非常に厳格な性分で知られる戦術家であり、負傷した選手のエゴによってPK戦までプレイを続け、挙げ句の果てに決勝戦にも敗北という結果になれば、それはもう恐ろしい展開です。
ケパが交代拒否の理由を説明【試合後コメント】
なお、サッリ監督からの交代拒否をした張本人であるスペイン代表GKケパ・アリサバラガは試合後、以下のようなコメントを記者とのミックスズーンで残しています。
「おそらく皆は僕とボス(サッリ監督)との間にどんなやり取りがあったのかを聞きたいだろう。サッリに抵抗するつもりなんてないし、そのような態度を見せるつもりもない。こういった誤解があったのは、メディカルスタッフの治療を僕が2回も受けたからなんだ。医療チームは僕がこれ以上プレイできる状態には無いと判断したんだと思う。そしてメディカルスタッフが監督のいるベンチに行くまでの間に数分にわたる混乱が生まれ、ミスコミュニケーションにつながった。サッリ監督は僕が続行不可能だと思ったけど、僕は全然大丈夫だと主張したんだ」
これをマウリツィオ・サッリ監督やチェルシーの他のスタッフ、選手がどのように感じるかですね。
基本的には今回のケパ・アリサバラガの行為はサッリ監督の命令を無視した明らかな越権行為であり、批判されるべき振る舞いでしょう。
では、問題のGKケパがサッリ監督からの交代命令を拒否し、負傷状態にもかかわらずプレイを続行した騒動のカラバオ・カップ決勝の延長戦シーン映像はどのようなものなのでしょうか。
チェルシーGKケパが交代拒否をした問題の延長戦シーン動画

チェルシーを指揮するイタリア人のマウリツィオ・サッリ監督
上記では冷静にサッリ監督からの交代を拒否した理由について説明したGKケパですが、実際のマンチェスター・シティとの試合中の騒動のシーンがこちら。
【動画】ケパvsサッリの延長戦シーン
PK戦を前にして2度足を痛めてプレーを止めてたので、カバジェロに交代しようとしたが、ケパは意地でも断り続けサッリがむちゃくちゃ怒った。pic.twitter.com/8rndwfc8Wb
— レネ・ノリッチ (@ReneNoric) 2019年2月24日
【カラバオカップ決勝】
PK戦に向け、サッリはケパを
下げようとするもケパは交代を拒否これにサッリは激怒 pic.twitter.com/XTTHnLDx5n
— プレミアリーグ🏴ゴールLIVE (@PLgoal_LIVE) 2019年2月24日
サッリ監督が徐々に怒りを込み上げ、最後には激怒していく経緯が見て取れますね。
ケパはしばらくサッリ監督から半ば干されたような状況が続くでしょう。
それくらいの問題行動だと解釈されてもおかしくないですからね…。