アメリカの映画評論家“TC Candler”なる男性が運営しているという映画批評サイト『TC Candler.com』は、
「世界で最も美しい顔100人(THE 100 MOST BEAUTIFUL FACES)」
を毎年末に発表していることでも知られています。
過去には、女優の石原さとみや桐谷美玲、佐々木希といった日本の美人タレントから、エマ・ワトソンやメグ・ライアン、ミランダ・カー、ナタリー・ポートマンといったハリウッドの大物女優やモデルまで、
豪華絢爛な名前がズラリと並んできましたが、この「世界で最も美しい顔100人」を選出する“TC Candler”とは一体どのような人物なのでしょうか。
そこで、この記事では毎年末に発表される「世界で最も美しい顔100人」を選出する映画批評サイト『TC Candler』の管理人の正体・経歴・プロフィール・サイト設立の経緯、「美しい顔100人」の選考基準、さらには歴代のNo.1獲得者リスト、ランクインしたことのある日本人リストなども紹介します。
この記事はザッとこんな感じ!
「世界で最も美しい顔100人」を選ぶ映画評論家『TC Candler』の正体とサイト設立までの経歴

トップ100ランクイン経験のある橋本環奈
しばしば、この「世界で最も美しい顔100人」の年末恒例企画に関しては、
- 当てにならない
- 注目しているのは日本人だけ
- 管理人は単なる映画オタク
との声が飛び交いますが、実際は“TC Candler”とはどんな人物なのか。
まず、映画レビューサイトを設立し、現在も運営している為、“映画オタク”であるというのは紛れもない事実でしょう。
問題は、どれほどの権威性や影響力がある存在なのか、という点ですね。
フリー百科事典のWikipedia(ウィキペディア)では以下のような記述が成されています。
最も美しい顔(BEAUTIFUL FACES)は、アメリカの映画評論家のTC Candlerという男性が運営する個人の映画レビューサイト「TC Candler.com」で毎年発表されているランキングである。
日本では「世界で最も美しい顔100人」とも記載されている。運営者の母国であるアメリカやその他国では個人のブログと同程度の扱いであるが、日本ではしばしば新聞社などマスコミで取り上げられる。2018年現在Wikipediaのページがあるのも日本語版だけである。
どうやらウィキペディアでも、“他国では個人ブログのような扱いだが、日本では大手メディアやマスコミも取り上げる”などと紹介されており、その影響力については日本と諸外国の間に温度差があることを匂わせています。
また、2018年時点でTC Candler.comやTC Candlerに関するウィキペディアのページが存在するのも「日本語版だけ」ということで、日本では他の国に比べて大きな注目を集めていることや、そもそも日本以外では全くの無名である可能性も囁かれています。
謎の映画オタク「TC Candler」のプロフィールと経歴
それではこのTC Candlerが映画評論サイト『TC Candler.com』を設立するまでの経緯を紹介していきます。
- 1972年にイギリスのロンドンで生まれる
- 幼少期である1980年代の中頃からアメリカの各地を転々としながら生活
- 1990年より「世界で最も美しい顔(MOST BEATIFUL FACES)」のランキング企画を『TC Candler』の前身サイトにてスタート
- 1997年に25歳で英語学の大学を卒業
- 1990年代後半に自ら立ち上げた映画評論サイト『Critical Mass Movie Reviews』が月間訪問者数25万人を突破(25万UU)。
- 2006年9月26日に『TC Candler』公式YouTubeチャンネルを開設。2018年12月現在で35万以上のチャンネル登録者を集め、累計視聴回数は4300万回以上。
- 2007年までに複数の映画オタク仲間と開設した映画レビューサイト『Independent Critics.com』のアクセス数も急上昇
- 2009年7月に『TC Candler』公式ツイッターアカウントを設立。2018年12月現在で7万6000人以上のフォロワー。
映画好きが高じて、若い頃から映画サイトの設立や立ち上げに奔走していたことが分かりますが、やはりYouTubeチャンネルやインスタグラムの公式アカウントを開設したのは人気爆発の大きなキッカケになったことでしょう。
彼のサイト『TC Candler.com』のメイン企画である「世界で最も美しい顔100人」の性質上、やはり画像や動画との相性は抜群ですからね。
TC Candler選出の「最も美しい顔100人」の選考基準と日本人やK-POPアイドルが多い理由は?

山Pの元カノであるNikiも”常連組”の一人
現在、世界の人口は75億人を超えており、およそその半分は女性です。
その膨大な“候補者”の中から、TC Candlerはどのような選考基準によって、「最も美しい顔100人」を選び抜いてランキング化しているのでしょうか。
一部で噂される選考基準の要素には以下のような説があります。
- 単なるTC Candlerの独断と偏見
- TC Candlerが各年度ごとで最も多くテレビで見かけた美人女優や女性タレント
- TC Candlerが好きな映画やテレビ番組に出演している女優やモデル、タレント
- TC Candlerが単独で決めている訳ではなく、映画好きの仲間達と話し合って決めている
こんな単純なランキングだったのかよ…と落胆する方もいるかとは思いますが、そもそもTC Candler側は、
“俺の好みで決めてます”
といったような説明をしています。
具体的には、
- このランキングは決して大規模で影響力のある人気コンテストではない
- このランキングは客観的なものというよりは、むしろ主観的なものである
- 当該年度の世論反映を目的とせず、世論を変えようとすることが主な目的である
というものです。
つまり、「俺(TC Candler)が勝手に自分の好きな美人を100人ランキング化するけど、嫌なら見ないでね」といったような前提文ですな。
もちろん、日本人の女優やタレント、モデルが多いのは海外でも人気の恋愛リアリティ番組『テラスハウス』を単に気に入っていただけであり、その出演者が選ばれることが多く、
K-POPアイドルや韓国のタレントが多いのも、TC Candlerの単なる好みだと見て間違いないようです。
しかし、これまでのようにTC Candlerの主観によって決めるランキングではクレームや非難が多く集まり、今後の運営に支障をきたすと感じたのか、
2018年度からは一般のユーザーによる“一般推薦”を募り、民意が反映される美人ランキングとなることを目指しています。
「世界で最も美しい顔100人」の歴代1位獲得者リストとランクインを果たしたことのある日本人の名前

世界を代表する美女エマ・ワトソン
第1回目の1990年以降、このTC Candlerによる名物企画「世界で最も美しい顔100人」において、見事に1位を獲得した世界の女優・モデル・タレントは以下の通りです。
1990年-2017年の歴代1位獲得者
- 1990年 ミシェル・ファイファー
- 1991年 メグ・ライアン
- 1992年 ミシェル・ファイファー
- 1993年 ミシェル・ファイファー
- 1994年 イザベル・ユペール
- 1995年 ソフィー・マルソー
- 1996年 ソフィー・マルソー
- 1997年 ニコール・キッドマン
- 1998年 グウィネス・パルトロー
- 1999年 アンドレア・コアー
- 2000年 ジェニファー・コネリー
- 2001年 ニコール・キッドマン
- 2002年 アンドレア・コアー
- 2003年 ジェニファー・コネリー
- 2004年 リンジー・ローハン
- 2005年 キーラ・ナイトレイ
- 2006年 キーラ・ナイトレイ
- 2007年 ケイト・ベッキンセイル
- 2008年 ナタリー・ポートマン
- 2009年 ローズ・バーン
- 2010年 カミーラ・ベル
- 2011年 エマ・ワトソン
- 2012年 エミリア・クラーク
- 2013年 マリオン・コティヤール
- 2014年 Nana
- 2015年 Nana
- 2016年 ジャーダン・ダン
- 2017年 リザ・ソベラーノ
続いて、これまでにランクインを果たしたことのある日本人の女優・モデル・タレントの名前リストです。
1990年-2017年の日本人ランクインリスト
- かでなれおん
- 蛯原友里
- 佐々木希
- 桐谷美玲
- 黒木メイサ
- 島崎遥香
- 石原さとみ
- 上戸彩
- 浜崎あゆみ
- 小松菜奈
- TWICE・サナ(湊崎紗夏)
- 橋本環奈
- Niki(丹羽仁希)
そして、最新の2018年度で発表された日本人のランクイン候補者は以下です。
2018年度にノミネートされた日本人リスト
- 石原さとみ
- Niki(丹羽仁希)
- TWICE・サナ(湊崎紗夏)
- 小松菜奈
- 篠崎愛
- ローラ
- 宮脇咲良(HKT48,IZ*ONE アイズワン)
いやぁ〜、女優のかでなれおんとか知ってる方いるんですかね??
昔、ほぼヌードモデルのような感じの写真集やグラビアを出していた女優?アイドル?のような人です。
このかでなれおんを世界のトップ100に入れてくる辺りは、もう2〜3周まわって悪意すら感じます。。
もちろん今年もTC Candlerによる「世界で最も美しい顔100人」は年末に発表されるわけですが、こんなランキングもあるんだなぁ、くらいの感覚で楽しむのがベストかもしれませんね。